RFP(Request for Proposal、提案依頼書)とは、リサーチ・コンサルティング会社に業務を依頼するにあたり、依頼背景や要望を伝えるものです。
リサーチ・コンサルティング会社はRFPをもとに、見積りの作成やプロジェクト実施方法の提案します。
ヘルスケア領域において、RFPの記載方法に関するルールはない。
そのため、独自のフォーマットを用意している企業から、プロジェクト担当者が自身の裁量でRFPを作成している企業まで、各社のRFP記載方法はバラバラなのが現状である。
RFPの目的は、自社のリクエストを正確かつ細かに伝えることで、リサーチ・コンサルティング会社からより良い提案を受けることにある。
その観点から、右図の項目をできるだけ詳細に記載することが望ましい。
ExcelもしくはWordで作成することが多い。
RFPへの記載事項の説明は下記のとおりです。
なお、全ての項目を入力する必要はなく、必要に応じてリサーチ・コンサルティング会社とディスカッションし、要件を固めていきます。
記載事項 | 説明 |
---|---|
1. 会社名・部署名 | 会社名と部署名を記載 |
2. プロジェクト名 | 任意の名称を記載 |
3. 背景 | 自社の状況やビジネス課題、プロジェクトを通じて実現したいことなどを記載 |
4. 仮説 | ビジネス課題の要因として考えられる仮説を記載 |
5. 検証点 | ビジネス課題のうち、重点的に検証したい点を記載 |
6. 検証方法 | 希望する調査手法・サイズがある場合に記載 |
7. 予算 | 希望金額内で提案を受けたい場合に記載 |
8. スケジュール | 提案書送付や実査、最終成果物の納品など、重要イベントの期限を記載 |
9. 有害事象への対応 | 上市品の情報収集を実施する場合に、有害事象報告の方法を記載 |
10. 提案書への記載事項 |
提案書に記載してほしいことを記載 調査設計、費用、納品物、スケジュール、体制、アウトプットイメージ、調査経験・アピールを含むことが多い |
11. 連絡先 | RFPに関する問い合わせ先とRFPの送付先を記載 |
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